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2013年12月25日(水)

今年の「第九」

今年の「第九」は楽団や歌手より「上野文化会館」でと妻を説き伏せ、「東響」でしたがチケットを求めました。かなり早くから予約をしましたがS席は間に合わずA席になりました。それでも三階中央で、そこははじめてなので楽しみにしていました。さすが全体が見渡せて、オーケストラや合唱団の全貌を見下ろせて、圧巻です。1階のS席とは違って、かえって建築空間が堪能できます。ところがはじまってすぐ、しまったと気付きました。客種が悪いのです。前の席の女は、男に寄り添って耳元で何か要求します。聴いてはいないのです。男は、振り払うかと思ったら、よしよしと頭を撫でてなだめます。連れて来るなよ!と叫びたくなります。横から見える顔は、男は何を見て誘ったんだと言いたくなります。と思ったら、左前方の男は、2楽章のリズムに合わせて首を振るのです。JAZZじゃないんだぞ!と怒鳴りたくなります。隣の女は流れるような第三楽章で、手で指揮をしているのです。指揮者は向こうにいるだろ!と言いそうになります。この辺の客層は、新聞の連載漫画を理解して笑える人種なんだと悟ります。そう言えば、今日は都のお偉方でも来るのか、玄関ホールの入り口で、名札を付けた都の職員が十数人も並んで誰かを出迎えているようでした。ここに猪瀬でも来たら、今年最高のギャグなんだがなあ、と思いつつ、今年の「第九」最低。


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