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2014年05月26日(月)

忘れられない一言・シリーズ 1

学生時代、吉阪隆正先生の研究室でバイトをさせてもらいました。バイトといってもお金をもらったわけではありません。覚えているのは、当時出来たばかりの旧「草月会館」(丹下健三設計)で前衛の演劇があって、そのチケットを「報酬」として頂いたのでした。バイトは、勿論学生ですからまともな図面など引けませんが、一人前に先輩にまざって設計の「真似ごと」をしていました。そんな時、手すりを考えていて「先生、手すりの高さは普通何センチですか?」と聞きました。すると「建築に普通は無い」と言われて、「こうやって、考えて御覧」と手で、手摺に寄りかかる仕草をされました。建築に普通は無い は、以後私の建築の原点になりました。


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