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2014年06月16日(月)

忘れられない一言・シリーズ 2

大学2年の初めての課題は「住宅」でした。うちは戦争で家を失い祖父母の家に同居していました。大正時代の家ですが、母は同居のつらさもあって、住宅の夢を語っていました。私はその母の夢をかなえるのが良い家なんだと一生懸命設計しました。安東勝男先生の前で、「この台所は日当たりの良いところにしました」とか「便所にはどの部屋も通らずに行けます」とか、長々とその良さをアッピールしました。じっと聞いておられた安東先生は「君ねえ、住宅ってものは、陽当たりが良いとか、便利だとか、そんなもんじゃアないんだよ」と目をそらされました。私は今でもこの言葉信じています


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