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2014年12月01日(月)

extreme

昨夜建築家の中山英之氏の来訪を受けました。初対面です。北山氏が連れてこられたのです。私が10年くらい前に拙宅のことを書いた「チキンハウス」を読まれて、実物を見たかったということで、最近北山氏とパーティか何かで会って、その本に北山氏が書かれているので是非紹介してくれということになったらしいのです。「チキンハウス」をよく読まれていて、レンガを白く塗った話や、階段を、大工に一升瓶をあげて、できているのに狭く作り直してもらった話などよく覚えておられて、「これがそうか」と嬉しそうに見ておられましたが、それ以上に私も嬉しく幸せでした。ところが、実はこの方、大分昔になりますが、忘れもしない「六花亭」のコンペで、野原に扉だけ設計して一等に入選した方だったのです。私はコンペの1等案を見て腰を抜かして驚いたのを覚えています。こんなユニークな案を考えるとは!と。その後いろいろあったらしく実現が難航し、結局中止になったいわくつきのコンペで、当時それについての「投稿サイト」が特設されたので、私も「審査員が責任もって対処すべきだ」という主旨の投稿したのをうっすら覚えています。中山氏から聞くと、審査員五十嵐淳氏は、主催者との間に立って、並々ならぬ努力をされたそうで、内容はここでは書きませんが、凄いです。これには頭が下がります。同時に私はこの魅力的な中山氏を前に「この人だったのか」と感慨ひとしお。しかもさらりと言われた説明に、腰の力が抜けるほど「参った!」。本人も言っておられますが、作品もextremeですが人物も極めてextremeです。建築家はこれから10年後に「消滅する職業」に入っているかもしれませんが、(数回前のこのコラム参照)こういう建築家は絶対に残るでしょうし絶対に残さねばならない人です。「重要保存文化財」です。ともあれ初対面でこんなに楽しくうまい酒が飲めるひと、初めてでした。


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