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2015年06月18日(木)

一瞬にして崩壊、建築文化

情けない。「新国立競技場」、「建設費を半額でできる」という民間業者が現れて、日経あたりでもデカデカと報じています。先日の「朝日」で桝添が「意匠凝らず選手本位で」と言ったと出ていました。建築は文化であると必死に一部建築家が叫んでいても、この件で一瞬にして破壊されました。建築がただの工事費で測られるようになったし、建築家は単に好みで意匠に凝っていると見られていることがはっきりしました。否、そのレベルの低い見方は以前からありましたが、それを勢いづかせました。安藤は「今の日本人にはビジョンが無い」と批判し、「今の日本の技術なら必ず出来る」とこの案を選びました。(私は支持します。森喜朗も「国を象徴立派な施設を」と言いました)今や足を引っ張られて引きずり降ろされそうです。

この前のオリンピックの時、「代々木」が倍近く?予算オーバーしそうで世間から叩かれたとき、丹下は田中角栄のところに行って、直談判で金を引き出しました。あの時も週刊誌から散々こき下ろされたのを覚えています。

追記:それにしても、建築って、後から叩くの簡単だってつくづく思いました。してはいけないことです。


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