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2015年08月24日(月)

「任せておけ」という人がいなければ、ですって。

「新国立」に反対しているグループの代表森まゆみさんという方の話をラジオで聞きました。聞き手は久米宏。彼女は、子供の頃、あそこで自転車の練習をしていて、静かで良いところだったと言います。個人の追憶はいろいろあるようですね。私は残念ながら自動車で通った記憶しか。ここが森や林だったころ鬼ごっこしたキツネや狸も追憶を語りたいでしょうね。「個人の追憶」はこういう時説得力は無いのではないでしょうか?

私はこの作家のものを読んでいないし、存じ上げていませんが、エアコンは嫌いだから使わないとか、化粧もしないし、洋服ももらい物を着ているとおっしゃっていました。それを聞いて反対していることが納得できました。それじゃあザッハの案でなくても、好きになる案はなかったんじゃあないでしょうか?(ちなみに私エアコン無いとダメなんです。)

更に、彼女はこの前のオリンピックのことも調べたそうです。「あの時は岸田日出刀さんが、「私が責任持つから任せておきなさい」と言われた」とか。「今はそういう人がいないんですよねえ」と嘆いていらっしゃるようでした。私はエッと驚きました。

なるほど、オリンピック施設は通常コンペで決めるのですが、あの時は岸田日出刀、高山英華らが丹下さんや芦原さんらを特命で決めてしまいました。どういう理由でコンペにしなかったかご存知でしょうが、「時間がない」ということでしたね。それなら、それより遅れること1年以上、やっと敷地が決まってスタートした「日本武道館」は、コンペにしたことはご存知でしょうか? おかしいですよね。何故そんなことになったのか?「岸田に任すと勝手に決められるから」と考えた人がいる、と私は推測しているのですが。

また、「広島平和記念会館」のコンペでは、一回目の投票で2票しか獲得しないで5位だった丹下さんが、2回目に1位に逆転して入選したときも審査委員長は岸田日出刀でしたね。強い力をお持ちなのです。これについては藤森照信さんも「岸田日出刀が孤軍奮闘した」と言っています。

だから、そういうツヨーイ力を持った人がいないとだめだというお説、聞き流しておきます。エアコンの無い夏、熱中症は大丈夫でしたでしょうか?お大事に。


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