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2015年09月09日(水)

学会発表「真似論」

先日「建築学会」で「山田守と二つの違反」の発表を終えました。「建築の真似」論で、タイムリーだと思っていました。だから会場にいた東工大の奥山教授や武蔵野美術大学の鈴木明教授や理科大に行った岩岡教授がどう反応されるか楽しみで得意にになって発表しました。ところが発表を終わると家政学院大の大宮司勝弘さんが「4号館は山田守の作品ではない」ととんでもないトンチンカンな発言をしたのです。彼曰く「山田達郎(御子息)さんから聞いたのだが、あれは私がやったと言っている。しかも今朝、図面を調べて図面に山田守ではなく達郎のサインを確認した」とスマホの画面を見せるのです。以前もあれは山田守が工事中に死んだから、とか達郎氏が「私がやった」と言っているからとか言うので、一笑に付していましたが、吉田の発表をぎゃふんと言わせようとしたのでしょう、そして鬼の首でも取ったように、わざわざ図面のサインをスマホで撮って持ってきたようでした。(図面のサインは担当者任せという建築家は大勢いますから何の証拠にもなりません)

 おかげでその言い合いで時間がオーバーし、司会の岩岡さんが好意的にベルを鳴らさず延長してくれていましたが、さすがにこんな問題で延長しては他の人に失礼なので、私は止めました。彼は納得いかないようでしたが、これ以上やるなら、私は彼の学位論文の主査だった岩田教授にも出ていただかなくてはならなくなるので、そうなると彼の学位にも傷がつくといけないので、この辺で引いておいた方が無難かと思いました。だから肝心の「真似論」の話はできず、せっかくそこに重点を置いていたので、ばかばかしい学会になりました。


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