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2015年09月15日(火)

山本太郎の絶叫と高村の老獪さ

先日、与野党の代表者が「安保法案」について意見を戦わすNHKの番組、見られた方で、「生活」の山本太郎がいつものうわずった調子で叫んでいたのを覚えていらっしゃいますか?「砂川判決は最高裁長官がアメリカと打ち合わせしていた」というようなことを訴えているのです。これは当時田中耕太郎最高裁長官が、「砂川裁判」の途中で米国に法廷外で内密に会っていたという公電が「米国立公文書館」で見つかったという「事件」のことです。大使は極秘書簡で本国の国務長官に逐一報告していました。この田中耕太郎のしたことは「裁判所法に違反する行為で、ばれれば首が吹っ飛びます。しかし2008年まで伏せられていました。その重大問題を山本太郎は叫んだのです。知っている人でなければ、その「重大問題」の意味するところは認識できなかったと思います。それに対して自民の高村さんは「あの裁判では15人の裁判官全員が一致して自衛隊を合憲としたんですよ」といやらしいほど落ち着いて述べます。これを聞いて、ああ、勝負あったな、と思いました。山本太郎の持ち出した内容は、高村の「15人全員」という内容を吹っ飛ばす重みと威力を持っています。だから「砂川判決」を拠り所にしている安倍政権は崩れるはずです。野党のふがいなさと下手さには愛想がつきます。


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