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2015年12月02日(水)

完成したのに「確認取り消し」?

背筋の寒くなる話です。(当事者にとってはそれどころでないことは当然ですが)それは工事がほぼ完了し、完売された新築マンションが、今になって「建築確認」が取り消されたという話です。ニュースで見ただけですが文京区の話です。

 それまで4階建ての建物が建っていたのが8階建てのマンションになった。住民にとっては迷惑な話ですぐ反対運動が起こったようです。もう10年越しのようです。しかし不動産会社の方はいろいろ切り抜けて民間の機関から「確認」もとって建築した。ところが1階の「避難階」が、前面道路が傾斜しているためか、道路と平らにつながらない。それで解釈の問題かどうか分かりませんが、避難階とは認められないと建築審査会に訴えて、建築審査会の結論が「違法」となって、「確認取り消し」ということのようです。

 いろいろ問題があります。

 少し核心を外れますが、民間の確認機関の問題です。実はみんな経験していると思いますが、民間の「確認」を通っても、最終的には行政の方が決定権を持っている。普通「確認」が下りたら即契約したり着工しますが、行政からストップがかかることがあるのです。それがいつまで待てばいいのか?期間が決められているのでしょうか?いないと思います。聞いても教えてくれませんでした。

 だからこういう「事件」が起こると、「じゃあ昔のように全部役所がやれよ」、と言いたくなります。自分たちが楽になることだけ考えて、制度を完全に整えておかないで、肝心の「権利」は役所が握っておこうとする。しかも責任が逃れられるように。結局「民間の機関」は役所の「下請け」なのですよ。違いますか?(つづく)


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