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2016年03月08日(火)

聖火台

みっともないったらありゃあしない。いえ、聖火台を付けなかったことではありません。そのこと自体ではなく、それに対処する姿がみっともないのです。私はTVを見ませんでしたが、伊東豊雄さんがインタビューに答えているのをみた素人が、「「聖火台は大切な要素だから設計で落とすのはおかしい」というような意味のことを言って、「隈研吾を非難していた」と言うのです。素人にはそう見えたようです。世の中では、マスコミをはじめ、この二人の「対立」をネタにしたいし、聖火台を「付け忘れて設計した」というミスを殊更騒ぎ立てて話しのネタにしたいのです。建築家は、滑稽でみっともなくて、ミスを犯して逃げ回る人種に見立てられています。そう、昨夜私が見たTVでは、隈さんが記者に追われて車に逃げ込むように見えました。

こんなもの、一番平凡でバカたちを納得させるのは、客席の一番上に置いて、その周辺だけ不燃処理をすれば済むことです。消火設備も特別に付ければ済むことです。日本の技術はそんなこと屁です。役所がうるさいだけですが、これほどの「国家的事業」はお得意の特例で済ますことはできるはずです。

それよりその対処が問題だと書きましたが、隈さんはスポークスマンを付けるべきで、そこから逐一正確な情報を流し続けることです。一流芸能人のマスコミ対策は凄いですよ。そこに嫌われたら一切の情報がもらえなくなるから、マスコミも下手なことはしません。

それから伊東さんは「隈さんに任せておけば大丈夫ですよ。建築家を信用しなさい!」と話題に飢えているマスコミを一喝して欲しかった、我ら建築家の為に。


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