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2016年04月01日(金)

ザッハ、隈、伊東の「新国立」

ザハ・ハディド氏の急死でどんでん返しになりましたが、実は昨夜、JIAの友人と飲んでいて、こんな話を聞きました。

 ある著名な老建築家が訪ねてこられて、「新国立競技場」の再コンペの案は伊東豊雄の方が良い。審査判断がおかしい。伊東さんにやらせるべきだ、という声明を出すべきだと言われるのです。さすがに「今更」と申し上げたら、「今更」でひっくり返した前例がある、と言われるのです。しかも100人の署名を集める、とも言われました。更に、隈さんの案では近くから見上げた高さは前と変わらない。第一あの緑の維持管理費は膨大だとも言われる。

 JIAでは、しようがないから委員会を立ち上げて検討したそうです。

 そこでは、 1:伊東さんではなく、ザハに戻す。隈さんの座席などはザハの真似と言われるくらい同じだから、引き継いでもそのデーターを使えば時間の無駄は無い。そして模倣を訴えられる心配も無くなる。

 しかもザハは下されたことで訴訟を準備している。磯崎新氏が「日本建築思想史」で「ザハ・ハディドが気の毒です。僕が外国のコンペで通ったあとに「プログラムが間違っていたから規模を半分にしてくれ」と言われたら訴訟しますよ。コンペとはそういうものです。30年間国際コンペをいろいろやってきましたけど、コンペに当選した案のコンセプトを変えないようにして実現するのが筋なんです。さもなくば、その案をつくった建築家に全権を委任して、新しい条件のもとで新しい案を作らせるべきです」と書いたもんだから、ザハは勢いづいている。そして訴訟に負けた時の賠償の費用と3年間の緑の維持管理費を合計すると、安くした工事費とチャラになると、都では内密に試算しているそうです。つまりザハに戻そうという意見

 そしてもう一つの意見は、2: あの小巻哲氏が「カサベラ・ジャパン」で今回の騒動を「大山鳴動して鼠一匹。(中略)いかなる説明を試みようと「国際コンペの優秀案を引きずり下ろした」ことは、客観的事実として世界に発信されたのだ。何のための問題提起だったのか。それは建築に関係するすべての人たちに残された課題ではないのか。(略)」と書いておられる。やはり重大な過ちだった。

これらを総合的に検討した結果、このまま続行はするが、JIAでは世界に「謝罪の声明」を出すということで決着したそうです。

ホント??!! ウソ! エイプリルフール


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