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2016年05月18日(水)

コルビュジェ「世界文化遺産」その2

ーその2-

コルビュジェの作品群を「世界文化遺産」にすることがまた話題になっていますが、(3回目の挑戦とか)ミースの「チューゲントハット邸」は早々と既に登録されています。あれが登録されたとき、「??」と思いました。ミースの作品を「文化遺産」にするなら他に有るんじゃないかと思ったのです。たとえば「バルセロナパビリオン」や「ファンズワース邸」。ミースらしさ、あるいは作品としては「上」ではないか?と。

ところが、登録の理由が「あそこでチェコとスロバキアの統合の話し合いが行われた歴史的に意味のある建築」ということだったと思います。

そうか「文化遺産」としてはそういう「意味」を重んじるんだと納得したものです。

だから今回「西洋美術館」を登録の候補に挙げるのに、いろいろ「意味」を付けているようです。「ピロティを広めた」とか、増築を考慮した「無限発展」のシステムが考えられているとか、「屋上庭園」の提案とか、他にも並べていますが、どれも現実的にはコルの意図通りにはしていないので、慌てているようです。みっともない。

無理ですよ、そんな意味などで建築の価値を計ろうなんて。登録なんてしないでいいじゃあないですか。意味や理論や理屈が必要なら、どうせその通りにしていないんだから無理をしたり偽ることはない。「登録」なんか要らないと思います。

  

 


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