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2016年05月27日(金)

槇文彦氏の舞台が見えない席

 新聞に出ていましたが、長野だったかどこかのホールで、舞台が半分くらい見えない客席があるとのこと。設計の槇文彦氏が設計ミスを認めて改修費を負担して作り直したと、詳しいことは分かりませんが新聞で報じられています。そんなことなさらなければいいのに。

 そんなところザラですよ。昔「東京文化会館」も出来た時、一部舞台がよく見えない席があるというので騒ぎになりました。その後直したかどうか知りません。

 ウィーンの「フォルクスオパー」にオペレッタ「ウィンザーの陽気な女房たち」を見に行ったとき、実は2度行ったのですが、はじめは正面の凄く良い席。2回目は金が無かったので3階くらいの一番右端の席。舞台が半分くらいしか見えない。たしかに楽しさは半減でしたが、料金は猛烈安かったので当然だと思ったことを覚えています。

 NYのブロードウェーにミュージカル「ノートルダムの背虫男(?)」だったか「何とかの怪人(?)」だったか忘れましたが、これも一番後ろの安い席。会場が湧くので、何があったのかと疑問に思っていると、しばらくして、天井から男がロープで降りてくるのです。舞台の上の方は後ろの席だと二階席が張り出していて見えない。よくあることですよ。

 私はどうしても大切にしている鑑賞の時は高い金を払います。そうでなければ、自分の稼ぎが足りないからとあきらめます。資本主義社会ですもの。これが戦国時代なら、腕の力が弱かったら先に殺されるだけです。

 そんなことより、殿に「その必要はないですよ」と進言する家老はいなかったのですかね? もっとも、そんな「進言」を聞くような殿ではないのでしょうね。あの例の件を見ても、分かります。

 ただ「外野席」から言わせてもらえば、施主側に「そんなに席の数を無理すると、見えない席が出るかもしれませんよ」と一言言っておけばよかったですね。きっと面積の割に席数を欲張って要求されたんでしょうね。建築家って寒すぎません?


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