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2016年08月01日(月)

都知事選・二つの「失言」

 都知事選で二つの大きな「失言」がありました。実に面白いです。ひとつは小池百合子が鳥越さんのことを「病み上がりのひと」と言ったこと。もう一つは石原慎太郎が増田さんの応援演説で小池さんのことを「厚化粧の大年増(玄の為にふりがな:おおどしま=おんな盛りをとっくに過ぎた婦人)」と言ったこと。

 しかし、推測ですが、票に影響したのは慎太郎の「大年増」で、「病み上がり」は影響しなかったのではないかと思います。ふたつとも確かに失言です。しかしこの差は何か、興味あります。

 鳥越さんは激怒しました。そしてがん患者とその家族に失礼だし精神的苦痛を与える、としばらく怒っていました。(この失言を利用しているのではないかとさえ思えるくらい)

大年増と言われた小池さんの反応は知りませんが、これを聞いた現実の「大年増」たちが怒ったのではないかと思います。それに対してがん患者は、いくら励まされたって自分の体力を知っていますから、誰も鳥越さんの出馬で励まされた人はいないと思いますよ。

 私の判断 : 候補者を怒らせても何にも影響しない。しかし有権者を怒らせると影響する。この選挙哲学を増田陣営は間違ったのでしょうね。石原慎太郎はさらに、そんなことより「自分の話がウケル」ことの方に興味があっただけなのですよ。それこそ増田陣営は「老害」を甘く見ましたね。


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