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2016年12月11日(日)

中村敏男さんと「ガラスの家」

少し前になりますが、中村敏男さんが亡くなられました。新建築の「A+U」をはじめられた方ですが、編集長をお辞めになってしばらくしてから、はじめてお目にかかって、お付合いをさせていただくようになりました。

何かの折に、私の作品集を見ていただきました。「知らなかった」とおっしゃって褒めてくださいました。「建築のツボを心得ている」と。それが「ツボ」だったか「要(かなめ)」だったか忘れましたが、要するにそういう褒め言葉で、10回雑誌に出してもらうより嬉しかったことを憶えています。

2,000年ころでしたか、YKKがスポンサーのフィリップ・ジョンソンの「GLASS HOUSE」という写真+テキスト(小論) の凄い本を出されました。それを買ったと言ったら、実物を「見たい?」と言われるので「勿論」と言うと、都合がついたら案内してあげようと言われました。

私はちょうど学生の研修ツアーの引率の予定があったので、NYで1日フリーの日に、連れて行ってもらうことにしました。すると、その本の写真家・モランさんの車で行くように段取りを取ってくれて、一緒に行って、十分見学させてもらいました。奥様もご一緒でした。

ジョンソンはNYで仕事中で留守でしたから、植木屋しかいなくて、存分に写真も撮らせてもらいました。

あの時はわざわざ私のためにアメリカまで行って下さったのか、ついでがあったのか、失礼だから聞けませんでしたが、今となってはご冥福を心からお祈りするばかりです。

PS:その時の写真も参加してASJで2月、「建築家が撮った世界の有名住宅写真展」を開催します。是非見に来て下さい。お問い合わせはASJ清水、高本さんまで)


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