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2016年12月23日(金)

猪俣邸と尺八と琴

先日、吉田五十八設計の「猪俣邸」で尺八と琴の演奏会があって行ってきました。

尺八は有名な方らしいのですが外国人でした。琴は五艘(5人の日本女性)で、あの中庭を横にして、居間のスペースに向かって演奏するというものでした。

さすがに尺八と琴は吉田五十八の建築に合っていて、楽しく聞けました。

吉田五十八は謡や日本の芸術には通じた方で、猪俣氏も茶人であり謡も玄人とのこと。だからこのアンサンブルは見事なものでした。(お二方とも故人ですが、見事な文化を残されました)

話は変わって矢代亜紀。先日モンゴルかどこか中国の奥の方の草原で、大音響の装置を仕掛けて、ステージに照明を当てて「舟唄」を熱唱していました。TVで見たのですが、あの企画はなんだったのでしょうか?すぐチャンネルを切り替えましたが、あれはナイ!!

「舟唄」は、何と云おうと、どう理屈を付けようが、大草原で大音量で熱唱してはいけない。二畳台目の茶室でドラムを持ち込んでエレキを引くようなもの。長次郎の黒楽筒茶碗でウィンナーコーヒーを飲むようなもの。

もっともねえ、それをやった人が勝ち、世の中を変えていくのですかねえ。否、私はやらない。身につけたスキルで生きていきたい。


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