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2017年02月08日(水)

裁判の教訓

最高裁まで上告されたけれど、結局一審を覆した高裁の、二審判決が支持されて、上告棄却、後輩の建築家が全面勝訴した話は、「情報誌」を実名で書いていたので、すぐ消去しましたが、その時予告した「裁判の教訓」について書きます。このひとつ前のコラムでは、この裁判について、情報誌の取り上げ方が不適切ではなかったか?ということを書きましたが、このコラムでは後輩が一審で負けて二審で勝った裁判から学んだ教訓です。

実は一審で負けて、二審で逆転した人をもう一人知っていまして、その両方に共通する教訓です。

それは「いくら正しいことでも、絶対に気を許すな。全力で臨め。」ということです。裁判官は素人です。よくしゃべって説得力のある(相手の)弁護士は、技術的な正しさを正当に主張している(こちらの)弁護士に勝つことがあります。だから、こちらの主張は「間違いなく」正しいと思っても、相手の弁護士は、どうやって攻めてくるか分かりません。判決が出てから慌てても遅いのです。

知人の弁護士に「力のある弁護士は「黒を白」と説得できる人ですね」と言ったら「それは悪徳弁護士で、白は白、黒は黒」と言う人だと叱られたので謝りましたが、今度会ったら、「やっぱり私の言ったことは間違いなかった」と言おうと思います。今回の場合は。こちらの白を、黒と言って、賠償金2,400万円持って行かれようとしたのです。


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