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2017年03月04日(土)

記者会見

老いることの哀しさを見せつけられた記者会見でした。

昔、石原さんが現役の都知事だったころ、都庁の定例記者会見をよく見ていましたが、その時、記者たちはみんな下を向いて必死にキーボードを叩いて「他に質問は?」と聞かれても黙々と打っていました。私はそれを見て、気の弱い小学生が先生に指されることを恐れて下を向いているようだと思いました。石原さんが怖かったのです。気の強い石原さんは、記者の質問に恫喝するような答えを返すことがあったのです。記者たちは委縮して怯えているようでした。

 それが今日、老齢で弱り果てた水牛の巨体に、小さなハイエナが、反撃の危険の無いことを感じて、一斉に群れで襲いかかっている光景を見るようでした。哀しい現実を見ました。

 ところで私には、関心があるのは次の1点です。

組織のトップは、関連する専門家や研究チームが大丈夫だと云う報告資料を持ってきたとき、それに沿って「決断」したことでも、結果的に「問題」が出たら、どういう責任をとるべきなのか?

 「大丈夫だ」という報告書が出ても、「イヤ心配だから止めておこう」と云ったり、「危ない」という報告書が出ても「イヤ、やろう」と言えば、それは独裁者ではないのか、と思います。専門研究チームや専門部会や委員会の意見に従うのは当然ではないかと思いますが。

 もしそれで失敗したら、「社員は悪くありません。すべて私のせいです。」と云ってテレビの前で号泣し世界中に放映されて有名になれば、責任を取ったことになるのでしょうか? そんなの見てどうするんですか?そんなこと言わせてどうするんですか?

 あの記者会見の目的は何だったのか?  「百条委員会」だって何が目的か? 何を期待するのか? おそらくマスコミと大衆は「頭の黒いネズミ」があぶりだされることなのでしょう。 さて、出ますかねえ?もう出たんじゃあないですか?

 


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