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2017年03月08日(水)

石原慎太郎という人

 石原慎太郎というひとを、今、背後から噛みついて騒いでいる人たち、知らなさ過ぎます。先日の記者会見のあと、小池さんが「石原慎太郎さんらしくない」と云っているのをTVで流していましたが、恐らく大衆もそう思っているのでしょう。私は真逆で「慎太郎流そのものだった」と言いたいです。

 全然価値観というか、感性というか違うじゃあないですか。これまでいくつも物議をかもしたり、皆を怒らせているじゃあないですか。

例えば、環境大臣になった時、陳情にきた団体を待たせて、昼休みだからと言って裏のコートでテニスをして、見つかって陳情団を怒らせた。あれだって、彼は悪いと思って隠れてやったんじゃあなくて、「昼休みに休んでテニスをやって何が悪い!と開き直ったじゃあないですか。感性の違いですよ。いかにも彼らしい、大衆には通じない感性です。

私は、彼の初期の小説はけっこう読んだので、彼の思考回路は身についていると思っています。だからちっとも違和感がありません。

インカ帝国は何故スペインに滅ぼされたか? それは、スペイン人は新しいエネルギーを石油に変えたが、インカ帝国は火を恐れて、石油に変えなかった。だから滅びた。ゆえに原子力エネルギーを恐れていると、インカと同じ轍を踏む、というのが彼の持論です。

原子力エネルギーについて、彼は「日本零年」という若い科学者を登場させた小説を書いています。今から50年前です。

「豊洲は科学的に大丈夫だと云うのに、小池さんは何故移転させないのか?」と逆切れしています。安心と安全という考え方も、石原さんは石原さんらしく科学的根拠だけで明快に分けられるのです。

そういえば「科学的に大丈夫」ということについて「そもそも今の基準がどういうことか知っているのか?」と、橋本徹が面白いことを言っていますが、なかなか説得力があります。さすが橋本さん、石原さんと思考回路に似たところがあります。面白くなりそうです。(ところでこの橋本徹の文章をゆっくり読もうと思って1時間半他の仕事をして再度開いたら、WEBニュースから消えていました。おかしい。)

ともあれ、石原さんは現役時代と変わっていないと思います。本当によく理解して投票したんですか? 3回も。

 


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