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2017年03月29日(水)

ブランド

 テレビ東京で「開運!なんでも鑑定団(お宝拝見)」という番組をやっていますが、そこに「曜変天目茶碗」を持ってきた人がいました。それを鑑定士の中島誠之助さんが「これは本物だ。世界に三つしかない国宝級」と鑑定して大騒ぎになりました。つまり世界で四番目が出たということになるのです。そして2,500万円と値をつけました。持ってきた人は100万円だろうと値を付けていたからビックリ仰天。

 ところがそのTVを見ていた、研究している人から「待った」がかかりました。それは偽物だ、と。しかも本物ならば数億円はする、と言うのです。

 そして、誰の依頼か知りませんが、ある大学教授に光学的な釉薬の成分の分析を依頼したところ、見事に「偽物ではない」と結論がでました。つまり偽物なら含まれているはずの何かの成分が必ずあるそうですが、それが無かったというのです。

 専門的なことは分かりませんが、そういった光学的な試験をして調べないと、真贋は見ただけでは分からないようです。

 さてこの話で興味あるのは、桁が違うほど値段が違うのは、明らかに「ブランド」の違いだと思います。「イヤ、本物はやっぱり美しさが違う」という人がいるかもしれませんが、それはウソだと思います。光学的試験でないと違いが分からいくらいですから、内容の美しさ(見た目)の違いは桁が違うほど違うはずがない。

 ブランドということで思いつくのが、アメリカでは自分の家が「フランク・ロイド・ライトの設計」というお墨付きがつくと不動産的な価値がすごく上がるそうです。

この話、先日の「一子相伝」=自分の子一人だけに奥義を伝えること=の話に結び付くのですが、長くなるので次回にしますが、要するに奥義とは極意であり秘奥です。

つまり一般的に広まってはブランド性が無くなるってことではないかと思うのですが。


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