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2017年04月11日(火)

オーバーブッキングーその1-

 ユナイテッド航空がオーバーブッキングで、乗客を4人降ろすことになりました。ところが(任意で選んで指名した)客の東洋人が拒否したため、警官を呼んで強制的に引きずり下ろしたのです。その映像見ました。抵抗する男性は顔面血だらけで抵抗していました。怖いですね、アメリカという国は。そもそもミスして乗せ過ぎたのはユナイテッド航空です。オーバーブッキングというのはよくあることではありますが。

 私も経験があります。まだトルコが平和だったころ、旅行をして帰路、イスタンブールからトルコ航空に乗りました。そのころから、私は長時間の飛行はビジネスクラスにしていました。

初めビジネスクラスは空いていたのですが、出発間際になって、エコノミークラスから日本人の団体と思われる客がどやどやとビジネスクラスに乗り込んできました。航空会社によっては、席が空いたまま飛ばすのはもったいないので、エコノミーの客でもビジネスに座らせて少しでも沢山載せて稼ぎたいのでしょう。エコノミーでもビジネスに乗せることにしているのです。

ビジネスの席に座った客は大喜びで、関西人のおばさんは、「食事も違うんやで、椅子も大きいし、こりゃあ楽でエエワ」と大はしゃぎです。

ところが「事件」が起こりました。全部乗せ終わったら、エコノミークラスに一席空いていることが判明したのです。ビジネスの方は8割がた埋まりましたがまだ空いていました。すると「一人エコノミーに戻ってくれ」と言うのです。どうも会社の規則らしく、「エコノミーが満杯の時のみビジネスに乗せる」という規則らしく、とにかく1人戻ってくれと言います。乗務員は必死に呼びかけますが、動じません。そりゃあ10時間、どちらになるか天国と地獄です。

不穏な空気になりました。出発時刻はどんどん過ぎて遅れていきます。すると「早く戻りなさいよ!!こっちはちゃんと正規のビジネスの金を払って乗ってんだから、迷惑かけるなよ!!」と、ビジネスの正規の客がどなりました。機内は固まって、はしゃいでいたオバサンは身動きもせず貝になったようです。

するとしばらく間をおいて「私、移ります!」と中年のサラリーマンらしい男性が立ち上がりました。他の客は身じろぎもせず黙って貝になっています。

この男性はほんとに凄い、とつくづく思いました。(つづく)


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