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2017年07月02日(日)

終末期の苦痛

私は小林麻央さんの特段のファンではありませんが、ご病気になられてからのブログは関心をもって読んでいました。もっともフェイスブックをやらないので、WEBニュースに報道されるほんの一部かもしれませんが。しかし、読むたびに、現代の医療技術ではなんとかできないのか、と怒りが込み上げていました。

勿論病気の進行のことや病気自体のことは分かりませんが、次第に終末を迎える方の苦痛を取り除くことは何故できないのかと、思いました。

今の医療技術は直すことと少しでも長引かせること、つまり死なせないことしか考えていないようです。勿論それは必要でしょうが、死ぬ前の苦痛を取り除く技術も考えるべきです。

一般論として、既に回復が望めないで死に至る方の苦痛を取り除くことは、何故できないのか? 勿論「緩和ケア」のことは知っていますが、小林麻央さんが何故痛みに耐えねばならなかったのか。痛みや食べられないことや汗に苦しむ。死ぬとはそんなに辛いことなのか?人間はそんなに苦しまなければ死ねないのか?現代医療は何をしているのか?

昔、私は検査入院である有名大学病院の大部屋に入院したことがあります。そうしたら同室の患者さんが喉頭がんで末期のようでした.痛い、痛いと毎日苦しんでいました。あるとき「モルヒネを打ってくれ!」と医者や看護師を捕まえて懇願しているのです。すると、医者や看護師は「決められた時間をおかなければ、打ってはいけない規則です」、と云うばかりで何もしません。その患者はその日の深夜苦しみながら息を引き取りました。人生で発した最後の言葉が「モルヒネを打ってくれ」です。私は、何があってもこの病院には掛かるまいと思いました。確実な死を前にして「何が規則だ!」「何が法律だ!」と思うのです。

犬や猫の医師もロクなことができない政府に望むのはムリなのか? そういえば今、厚労大臣誰だっけ?


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