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2017年09月03日(日)

「日本の家」展

「東京国立近代美術館」で開催されている「日本の家」展を観てきました。

1945年以降の「日本の家」を70数点に代表させて、しかも13のテーマに分けて括ってありました。その切り口も単なる時系列の筒の輪切りではなく、角度を変えた切り方なので、不定型な多面体のようです。ユニークでした。

非常に壮大な、というより難題に取り組んだ展覧会だと思いました。

このように、起こった事実から歴史を書くのと同じ難しさをもった企画は、さぞご苦労されたことと思います。この種の企画は、「あれが抜けているんじゃないか?」とか、「あれを入れるならこっちだろ」、と外野がうるさいのは常ですが、しかし今回は「これ、誰がやったの?」という疑問が自然と湧いてきました。

 主催は「東京国立近代美術館」のようですが、チーフ・アドバイザー(?どういう役?)の塚本由晴氏が実質的にすべてではないかと推察します。そこで、外野の言うことをいちいち聞くことはないでしょうが、この種の企画展覧会には、実質的に組み立てた人の「冠」を付けるべきではないでしょうか?「塚本由晴の日本の家」展と言う具合に。私はそれがマナーであり責任だと思いますが。

 こういった類の企画は、かなり雑誌(書籍)に資料を頼るところがあると思います。その雑誌は、雑誌の責任において取捨選択してきたもので、責任の所在は明白です。それと同じように、責任の所在は「冠」にして一見して明白にしておくべきだと思いました。


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