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2018年02月22日(木)

神田松之丞

渋谷に講談と落語を聴きに行きました。券を手に入れるのが大変なんだ、とさんざん恩に着せられて、「ホントカヨ」と半信半疑で行きました。たしかに狭いロビーはいっぱいで、入口は行列ができていました。

若い講談師、神田松之丞です。最近人気が急上昇で有名になっていることくらいは知っていましたが、はじまって驚きました。猛烈な面白さ。息をするのを忘れるくらい面白い。なぜ猛烈に面白いかと言うと、第一、話の内容が面白い。そしてうまいからです。とにかくうまいのです。知っている人に聞くと、彼は人一倍、猛烈に練習しているからだそうです。

200人くらいの会場ですが満員です。しかしピンが落ちても響くくらい、空気が完全に止まっていて、みんな矢の先を松之丞一点に向けています。

こんな場の経験は近年めったに味わっていないと、久しぶりに良い夜を楽しみました。

最近この人はTVにも出て、活躍しているようです。だから「そんなこと止せばいい、講談に集中すべきだ」と言ったら、そうやって講談の世界があることを広めないと、講談にこれほど集まらない。講談の世界だけだったら、他の人は食っていけないのだそうです。なんと難しい世の中でしょうね。

でも渋谷のちょっと引っ込んだところにこんなものがあるのは、日本も捨てたもんじゃあないと思います。

その日、講談の後にやった落語、古今亭菊之丞。これも30分、笑わせてくれました。久しぶりに本物の落語聴きました。その話はいずれ。


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