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2018年03月17日(土)

Y国立大の I 君へ

時事通信かどこかのアンケート調査で、安倍政権の支持率が急落して、「支持」と「不支持」が逆転した。但し、20代~40代は、「支持」の方が「不支持」を上回っている、と報じていました。

それで以前、Y国立大のI君と話したことを思い出しました。

酔って帰っている電車の中だったので、肝心の記憶は薄らいでいますが、私が反自民に対してI君は、自民支持でした。そして私が、若者がみんな支持するのが分からないと言った時、これだけ経済を良くして、失業率を減らし、第一就職率を上げている。有難いですよ、良いじゃあないですか? と言ったように思います。

たしかに幸せのバロメーターとして、経済つまり景気の良さは大きい。

しかし私のように社会の幸不幸のバロメーターの負にも指標があることを経験した者は、経済の指標だけよりその負の部分を心配するのです。

私は小学生の時、学校の先生に唱歌を習っていました。ところがレッドパージを国が命じ、共産主義者を追放したのです。共産主義の先生はクビになり、私も習うことが禁じられました。その先生はやがて、子供心にも次第にみすぼらしい恰好になっていくのが分かりました。そしてついに町に住めなくなったのか、姿を見なくなりました。

うちの母もそれを「正」として私に教え、社会全体もそれを「正」として平穏に発展してやがて景気も良くなって、オリンピックや万博さえできるようになりました。

社会の「負」の部分は戦後書物によって、あの戦争はなんだったのか?とか、世界の冷戦は何か? ヒットラーとナチスは何だったのか? 等々、幾らでも学べるでしょう。貴君も。

しかし、思想弾圧や、言論封鎖の実感は小学校の時の経験が、貴君とは違います。

 

ナチスがユダヤ人を迫害し、強制収容していた悲惨さをユダヤ人がドイツ人に語ったとき、「そうだったのか、ちっとも知らなかった」と言ったドイツ人に 「いや、あなたたちは知っていた」と 言ったTVのドキュメンタリーを見たことがあります。私は、自分のことしか考えないで、人のことには目をつぶろうとする、あるいは見ても見ないことにする社会を信用しないのです。そういう人たちの選挙や世論調査を信じません。

それで今、忖度とか、内閣府や官邸が何をしているか見ていると、なんか変だと思います。つまり自由、公正、平等より、なにか他のものが力をもたげているように見えて仕方がないのです。特にここにきて急に変化しているように思います。貴君は感じませんか?


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