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2018年06月29日(金)

働き方法案?

 まさかこんなアバウトな法案、通るわけないと見ていたら、通しちゃいましたね。「働き方改革法案」ですよ。ほんとに国会議員の劣化を止めなきゃ、このまま日本が崩れていくのを見なきゃならないと思います。

 きのう「朝日」で取り上げていて、「高プロにするかどうか自己申告、自分で希望を出す、なんてできるものじゃあない」と書いていましたが、今更何をのんきなこと言うんだ、初めから分かっているじゃあないかと思いました。 案の定、今になってそんな意見に耳を貸すはず無いようで、自民の議員に反対者はいません。今の自民党議員たち、公認もらえなくなるといけないから、みんな安倍さんと菅さんの方しか見ていない。だから通しちゃいましたね。

 そもそも、あらゆる職業をひとくくりにして考えるところに、愚かさがあります、この法案。

 たとえば、ほんとに一例で、建築の話。(設計事務所の話は次に書きます。)

昔、(建築の)職人というものは、朝8時前に現場に着いて、支度をして8時からトンカントンカンやりました。ところが今は、あるいはこれから益々、会社の始業時間は9時から、しかも最近は近所からの苦情があるので、9時からしか作業ができません。しかし、「10時のお茶の時間」という習慣と文化は職人の社会には残っていて、親方が必ず「休もー」と声をかけます。すると1時間も経っていないのに休憩です。そして12時になると1時間は昼食時間をとります。そして午後は3時に必ず「お茶」です。これも変わらない習慣です。

 そして5時になると片付けて帰っちゃいます。これをきちんとやる会社は職人が離れませんが、昔のような、仕事本位の働き体制だと、すぐ辞めちゃいます。

だから「一人工」つまり職人1人1日の働き分、これは安くなりませんが、実質労働時間は極めて減ります。つまり仕事量が減る。しかし日当計算(1日の賃金)でやるので、それは全部建主に負担が行きます。何故時間計算にしないのかって? 何故日当の賃金を下げないかって? そんなことしたら、大工が集まりません。そんな現場逃げていきます。建主は覚悟してください。働き方改革の煽りです。

 その辺の問題から細かく検討していかないと、サラリーマンを一括して「守ろう」なんて、写真に撮ったキャビアですよ??(どういうこと?裏あるの?)


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