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2019年03月01日(金)

横浜市庁舎壊す?

3,4日前の新聞に、「横浜市庁舎」が解体されそうだという記事が出ていました。言わんこっちゃあない。「都城市民会館」の解体が決まって、すぐ次が出るだろうと書いたばかりです。

「横浜市庁舎」、村野藤吾の作品です。反対運動の集会があったらしく、大学の建築史の教授らが、「いかに価値がある建築か」など講演があったようです。駄目でしょうね、いくら価値がある重要な建物だと説いても。みんなそれぐらい分かっているのですよ。しかしそういう運動が実って残されている建築がありますか? 帝国ホテル? 確かに…、でも日比谷ではありません。明治村です。全部ではないし、移築が可能だったし、例外でしょう。東京駅前の吉田鉄郎の「中央郵便局」? 確かに…、でもあんな、一部を取ってつけたように高層の新しいビルにつけて残すなら残さない方が良い。私は「都市のカサブタ」と呼んでいます。

「出雲庁の舎」が、あれだけ学会や家協会が騒いだのに解体されたとき、もう日本ではダメだと悟りました。

しかも公表されている解体理由のひとつが、「建物の規模不足」ですって。「メタボリズム」の旗手菊竹作品ですよ。

島根県のこの建物にずっと関わってこられたY氏が、解体途中の凄い写真を送って下さって、それをイコンとして部屋に置いています。私流の遺し方です。

 建築を建物として残すのではなく、「どうやって遺すか?」・・・「メタボリズム」論に足りない、新陳代謝がたどる先を論ずる「メタボリズム補完」論

または「修正メタボリズム」論をだれか書きませんか? 隈さんどうかな? (か・かた・かいたい)??


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