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2019年06月21日(金)

都会の真ん中で、こんなの大丈夫?

昔、林昌二氏が、石山修武さんの漆喰をテーマとした「伊豆の長八美術館」を批判しました。あんな漆喰の使い方なってない、と。

それから、木下道郎、北山恒、谷内田章夫さんたちの「ワークショップ」時代に作った、窓のない、上が抜けたコンクリートの箱に木造の家を入れた家、これもけなしました。「近所を拒絶するようなことは良くない」そして「法規は守りなさいよ」と。

私は林昌二氏が、銀座4丁目の角に「三愛」のガラスの円筒ビルを建てた時、革新的ともいえる大胆さに、大変ショックを受けた記憶があったので、建築士会の会報に連載していたエッセイで、そのことを書きました。

「あの三愛ビルを建てた青年建築家が、若い人たちの革新的な設計をけなすようになったか。そして法律は守れよ、とは齢はとりたくないもんだ」と。

だから大いに躊躇するのですが、どうしても言わなければならない。

「サニーヒルズ南青山店」-木組みのパイナップル(朝日新聞)です。もう数年前に建ったようですね。)

キャンプファイヤーの薪で組まれた櫓じゃないんだから、都会の真ん中でやることじゃあないでしょう。直下型地震で近所から燃えてきたらどうするんですか? 木材に不燃処理がしてある? あ、そう。でも耐火建築にはならない。法規をうまくくぐって、実質3階建てを地下1階地上2階の申請で、耐火建築を免れたんでしょ?だからできた。うまいですねえ。

だけど法律はくぐるものじゃあなく守るものですよ・・・アレ!?


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