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2019年06月28日(金)

人生百年時代って何?-1

「人生百年時代」 本気か? 本気なら本気で考えろ!

 「蘇生中止容認 広がる」と朝日一面に出ていました。今頃まだそんなこと言っているのか?! と言いたいです。

 つまり、救急車を呼んだけど、駆け付けた救急隊に蘇生処置を断るケースが増えている。それを認めるかどうか国のルールがない、ということです。自治体によって違い、75%がまだ認めていない。 

 うちの母は102歳で、親切な施設にお世話になっていました。1週間に1度くらい会いに行っていました。行くとベッドから起きます。最後のころは起きなくなりました。

 ある朝の10時ころ「今日は食事にも出ようとしないし、様子がちょっとおかしいから来てほしい」と電話がありました。

 すぐ行って、「どうしたの?大丈夫?」というと「うん、大丈夫」と言います。

10分くらいいましたが、眠そうで話すこともないので「じゃあ、また来ますね」と言って、ワーカーさんによろしくと頼んで帰りました。

 20分後、ちょうど家に付いた時、携帯が鳴って「おかしいので救急車を呼んだ」と言います。すぐ引き返すと、既に救急車に乗っていて、隊員が「心肺停止ですが、時々まだ打ちます」といいます。更に「このまま施設で死ぬと、医者が

死を判定しないから、不審死になる。このまま帰るわけにはいきません」と言うような説明がありましたが、何のことか分からず、「ルール通りにお願いします」と言いました。いつもの施設の担当医は今来れないそうで、そうなれば不審死。ワーカさんが殺した事件を思い出し、施設に迷惑がかかる、とそれだけの判断は出来ました。

 救急車で病院に向かう途中、鶏のガラのように小さくなった母の上に、大男が被さって心臓マッサージをします。「あばら骨が折れませんか!」と叫んでも黙って続けます。心電図は1,2分に一回、ピコッと動きます。時々、AEDをかけると鶏のガラはショックでボーンと跳ねます。

 病院に着くと即、女医が瞳孔や聴診器で診て、「ご臨終です。●時○分です」と事務的に告げて拝んで去りました。

 ルールさえまともにできていれば、102歳の老婆の肋骨は折れずに、ベッドで死んだのに。「政治が悪い」


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