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2019年08月28日(水)

横浜にカジノリゾート

横浜市でカジノを誘致する検討を始めたとか。

私は経験が無いので賭博場がどんなものか語る資格もないし、横浜市民が選んだ林市長が言い出したのですから、市民でない私の知ったこっちゃありません。

ただ、先日のTVでチラッと放映された「横浜のカジノ構想」のCG.あれはいけません。とんでもない。

ガラスの菱餅を突っ立てたというか、三角定規を5枚重ねて地面に突っ込んだというか、たぶんホテルが立ち並ぶ姿のCGでしょう。あれにはあきれると同時に、建ててはいけない! と叫びたい気持ちでした。

20年くらい前に、「横浜港国際客船ターミナル」を作る時、国際コンペが行われました。

その時衝撃を受けた案に、篠原一男氏の日本刀のような、見事な反りの形態がありました。日本の美学の本質を感じさせるもの。しかしその時の審査員磯崎新氏はその見事な形態は認めながらも、ここにはモニュメンタルなシンボリズムは要らない、と否定して落としました。

1等に入選したのはイギリスの建築家で、磯崎氏らしい革新的な、建築の概念を変える様なものでした。

その後もしばらく磯崎氏と篠原氏が、シンボリズムやモニュメンタリズムについての高度な論争が行われていました。

ところが今回の、「横浜カジノの構想」それとは別世界のもの。「ガラスの菱餅と三角定規」はデザイン後進国によく見るシンボリックな形ですが、単なる底の薄い奇抜性、幼稚なびっくりデザイン、恥にガラスを貼って高層ビルにしたようなもの。そんなものが構想されているようですよ。

あれが建ったら横浜港はどうなるか? 

地元の「横浜国立大学建築学科のみなさん! 皆さんが立ち上がって阻止してください。」

ちなみに妹島先生と山本先生の案も入選していましたよ。

私?・・・低い屋上全面に桜と紅葉を植えて森を作る という案。落ちましたけどね。

(Y国立大のI君、君も立ち上がれ!来年は卒業だろ?)


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