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2019年10月06日(日)

ブルーシートはもたない

こんにち、建築や工作物(鉄塔など)は風速40メートルを設定して設計されている、と言われています。

 しかしこれは建築自体が踏ん張る力を想定しているので、屋根や壁の材料が剥がれて飛んでいくことの想定ではないのではないか。

 だから40メートルの風が吹いて、建築は踏ん張って倒れなくても屋根や壁の材料は負圧(表面が引っ張られてはがされる力)にどれだけ耐えられるか。つまり今回千葉で屋根が壊れてブルーシートで覆う家が数多く見られますが、あれは屋根が剥がされたのでしょう。

 昔の瓦にそんな設定があるとは思えないのですが。

たとえば新しい材料のコロニアルのようなシングル葺きの屋根は、メーカーが釘の位置など指定してありますが、それは40メートルを設定して設計されているとしても、もし何か飛んできて1枚割れると、その近辺の浮力に対する抵抗までは危ないものです。だから今回は屋根の被災が多かったのではないでしょうか。

 ところで今回の千葉の被害、瓦屋根の被害が多いようです。あくまでもTVを見る範囲で、やがて学会でも調査結果を出すでしょうが。

それで瓦屋根が多いという仮定で話すと、やはり先に書いたように、瓦は今日の風速設定に合わなくなったのではないか?

それと地震ですが、やはりあれほど屋根荷重が重いほど被害が多いのに、地方に行くとまだ瓦が厳然と無くならない。

 伝統と言うほどのことではないと思いますが、もうそろそろ使用を考え直す時ではないでしょうか?

 耐震構造の計算するとき当然係数は大きいのですが、やはり地方の地震災害で目立つのは何故でしょうか?

少なくとも、風速に対しても規制を設けないと、千葉の屋根修復工事は1年以上は待たされるそうですよ。その間、ブルーシートでは持ちませんよ。ブルーシートというものは、あくまでも工事用の短期間の養生シートです。

状況によって1か月は無理ではないか? 内側にカビも生るし。


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