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2019年11月03日(日)

木造の怖さ その1

私は歴史的建造物の大きな火災を日本で三つ、海外で二つ経験しました。勿論直接見たわけではなく、“ニュース”です。

若い頃、金閣寺です。そして法隆寺と昨日の首里城です。

海外は韓国の名前は忘れましたが大きな門。そして先日のノートルダム寺院。

それに酒田?や新潟の大火。町全部が燃えちゃうのです。

木造はつくづく怖いと思いませんか?

建築では、基準法や消防法で手も足も出ないくらい規制されています。

スプリンクラーをはじめ消火設備、不燃材の使用、サッシの規制、延焼の恐れの間隔距離、ありとあらゆることを想定して、火が出ても広がらないように手が打ってあるはずです。

それなのに、まるで嘲るように、燃え狂いましたね。

だから木造は怖いものという、原点の原点に立ち返らなければならないのではないかと思います。

しかし、最近新築の設計から離れていたら、国として「木造推進」に舵が切られているんですってね。

近代建築を進めてきたのは鉄とコンクリートとガラスです。

しかしもうこれをやっていても目立たないから木を使う、という不純な動機で、巨大な建築を木でつくる建築家がいます。たいへんニガニガしく思います。あきれています。(木造その2に続きます)

まじめに木造と取り組んでいる後輩に「何故木を使うの?」と聞いたら、「山を守るため」と答えました。山の木はどんどん使わないと山がダメになるそうです。

それで国も木造の使用を勧めているそうです。法律まで変えて。

しかしほんとうにこれでいいのか?本気で考え直さなければダメではないか?今の国交大臣は、誰だか知りませんが、(公明党の指定席?)本当の専門家が上に立って考え直す必要はないのか?

一例ですが、今の木造の耐火の考え方・・・表面から何センチかのところに燃えにくい「木」を入れて、そこを「燃えどまり層」と想定する。そこで火はあきらめて中まで燃えないというものらしいです。ボーっと考えてんじゃあねえよ!

首里城の録画を見て「木造」は考えなおすべきです!


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