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2019年11月15日(金)

新国立競技場と熱帯材

やっぱり本当でした。

新国立競技場の工事が始まったころ、基礎工事の型枠に、東南アジアの熱帯材を不正に使っているという噂を聞きました。

何のことかピントきませんでした・・・

あの建築は、屋根の垂木などに木材を沢山使っています。とてもキレイです。設計者も、木はぬくもりを感じるから使った。そしてその木は、360度囲む庇の垂木の向きが指している方向の地方の木材が使われている、とおっしゃる。北は東日本大震災の福島、岩手、宮城の木・・・南は熊本地震にあった熊本県の木・・・私、泣きましたよ。「うまい!」(嘘泣キ)

ところが、例の噂が本当だったらしいのです。

msnニュースで、新国立で基礎などの型枠にマレーシア、ボルネオの熱帯材が21万枚(1枚1畳の大きさ)も使われたと報じられています。

これらは、現地では環境破壊、森林破壊になり禁止されているそうです。オラウータンの生息にも影響を与えるらしい。

報道では正確には分かりませんが、この地方の樹木の伐採は違法らしいのです。噂でも、木材に詳しい人が「国立競技場の基礎、ヤバいんだよな」と教えてくれましたが、そのことらしいのです。

恐らく、推測ですが、国産のコンパネでは時間的に間に合わなかったんでしょう。

オリンピックで浮かれている人たちには何の話題にもならないでしょう。国会で問題にしても「桜は散ったらおしまい」と同様、「基礎は埋めたらおしまい」でしょう。

しかし建築家はどんな時でも、ただ目立とうとせず襟を正していたいですね。(PS このニュース2時間で跡形もなく消えていたのは何故?)


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