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2019年12月06日(金)

山下氏IOC委員に

柔道の山下氏がIOCの委員に就任するようです。

私、オリンピックは反対で、「アテネに帰れ!」派なので、山下さんが委員になることは、もったいないから本当は反対なのです。

しかし大変な名誉なことのようで、国際的にも大役なのだそうですね。

よくわかります。山下さんが選ばれたことは。

実は、東海大学では入試の時に、全員面接試験をやっていました。

筆記試験が終わると、すぐ続いて面接をします。何科の先生も全部滅茶苦茶に3人一組で、5人の生徒を同時に面接します。(やり方は時期によって変わりました)

ある時3人の面接の先生の中に、体育学部の山下(先生)選手が一緒でした。

勿論もう有名になっておられましたから、初対面でしたが、こちらはよく存じ上げていました。

一応そこでは私が一番年長だったので、中心になって質問をしましたが、山下さんもとても集中して熱心でした。(別の機会ですが、中には、ある国会議員になられた有名な先生は、まったく関心なさそうに、めんどくさそうにされている人もいましたが…)

あるグループの面接が終わって、私が「有難うございました、どうぞお帰り下さい」と促すと、生徒達は立ち上がって、礼をして帰ろうとしました。その時です、一人の学生が「山下先生!! 握手をして下さい!!」とお辞儀をしながら手を差し伸べました。みんな唖然として振り向きます。

私も勿論あっけにとられて、山下さんを見ると、やっぱり驚いて、一瞬マがあって、しかしにっこりしながら立ち上がって、手を出しました。

その時一瞬感じたオーラのようなものは、このひとはやがてIOCとか国際的な場で活躍するような大物になるな・・・と感じるはず無いでしょ! しかし、正直、人間的な立派さというものは、不思議と姿勢や雰囲気に出るものですね。それは能力や実力とは別物です。山下さんにはたしかにそれがありました。金メダルをとる能力とは別にあるもの…と私は思います。

(この話、昔書きましたが、IOCの委員とかになられたのであらためて思い出したもので…)


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