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2020年01月27日(月)

25秒

25秒狂ったので、試験をやり直すという報道を見ました。

 先日のセンター試験で、試験監督が開始の合図を、チャイムの鳴り初めに宣言するところを、その監督は知らないでチャイムが鳴り終ってから「はじめ!」と言ったため、25秒遅れた。

 それを父兄や塾の先生たちが抗議して、試験をやり直すことにしたそうです。

 とても背筋が寒くなりました。 日本って良い国なんですか? とても不安になりました。

 試験監督は何十年とやったので、憶えています。

 一度も教えられたり言われたことは無かったと思いますが、たしかにうちの大学でも開始と終了はチャイムが鳴っていたと思います。

 チャイムが鳴りだした瞬間に「開始!」と宣言します。

 終わりはチャイムが鳴りだした途端に「止め! 筆記用部をしまって、答案用紙を裏返しにして、そのまま、集めるまで待っていてください!」と叫びます。

 チャイムが25秒鳴っているとは知りませんでした。

 試験を経験した方は分かると思いますが、「終わり!」と叫んでも、そこで迷っていた答えを急に書きこむとか…終わりの数秒はかなり重要です。それは分かります。

 しかし、初めの25秒は、そんなに重要でしょうか? 試験問題と言うものはそんなに10秒、20秒が足りなくなるほど問題は出ません。(昔、一級建築士の問題は見直す時間が無いくらい沢山出しやがった)

 通常、大半は残りの数分は最後の迷いはあるでしょうが、じっと時間が来るのを待っています。いつもそうでした。

 しかしそれはまあ理屈で、25秒でも他の教室より短ければ「短い、不公平だ」と言っても、「正論」だから、そうですかと認めるしかないのでしょう。

 センター試験を受けなかった、それより前の世代は、こういう話、寒くなるのです。センター試験以後の世代にとっては「正論」なのでしょう。


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