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2020年06月30日(火)

暴露本

 トランプ大統領の「暴露本」をボルトンさんが書いて騒がれています。

 一緒に仕事をしていたひとに、暴露本を書かれちゃあ、さすがのトランプさんでも、そりゃあお気の毒です。

 仁義というか、暗黙の掟というか、してはいけないこと、ではないんですかね・・・

 建築家にも施主に対する「守秘義務」が課せられています。プライベートなことをバラしちゃいけませんよ。

 私だって(もう半世紀前の話で、みなさんお亡くなりになっていますが)代議士や大臣の家の設計を幾つかやりましたが、「設計・監理者なのに見積書を見せてくれなかった、建設会社丸抱えで…」とか、「金がどう動いたか教えてくれなかった」とか、書けませんよ・・・!?

 「後援者から立派な床柱(数十万円)をもらったから是非使ってくれ」と言われて、「収賄にはならないのかな?」なんて、書いちゃあ駄目ですよ・・・!?

 「マスコミが聞きに来ても、全部で三千万円ですって言ってくれ」って、倍もかかっているのに言わされたとか、書いたらアウトです・・・アレッ!?

 ボルトンさんの気持ち凄く分かりますけど、そりゃあ書いちゃダメですよ・・・

 人間というもの、ひとの秘密を知ると言いたくなるものです。

 小学校の時、全体の筋は忘れましたが「王様の耳はロバの耳」という劇をやりました。

 床屋だったかな?王様の耳がロバの耳ということを知ってしまうのです。勿論絶対にひとに言ってはいけないと命じられたので言えません。しかし言いたくて言いたくてしかたがない。そこで木の根っこを掘って、そこに向かって「王様の耳はロバの耳」と大声で叫ぶのです。

 結果を忘れましたが、大変なことになって終わったと思います。(夜になると木がしゃべった??)

 ボルトンさんも、原稿を木の根っこに埋めればよかったのですよ。

 


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