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2020年07月31日(金)

LED照明、気を付けろ!

 6年前に建てた家から、「廊下の電気が切れたから取り換えて欲しい」と連絡がありました。

 LEDの照明器具を付けたのです。当時、もうLEDにすべて変わっていて、普通の電球の器具はほとんどありませんでした。電球は製造を止めたとのこと。

 しかもLEDは「一体型」といって、器具と電球(光源)が一体になっていて、球が切れると器具ごと替えなければならない。「無駄だな」と思いましたが、それしかない。カタログを調べてもほとんど「一体型」のみ。

 「光源寿命40,000時間」と書いてあります。つまり1日10時間使用しても、4,000日つまり10年以上はもつはず、ま、仕方ないかと思っていました。

 ところが6年目で「電気が切れた」と電話です。

 長年設計をしていますが、「電球が切れた」と電話をもらったことは1度もありません。当然電球は自分で買ってきて自分で取り換えるものです。

 そして聞いてみると、1日3時間も使っていないとおっしゃる。(計算だけなら30年はもつはず)

 工務店に連絡すると、器具の取り換え、手間も入れて、安い器具でも2万~3万円です。当然でしょう。電気屋だって、その1個のために問屋に買いに行って、取り付けに行ったら、半日の日当では済まないはず。交通費もかかります。

 しかもこれから10年になるまで、家じゅうの電気が切れるたびに電話がかかってくるのかよ! と気が遠くなります。

 あまりにも残酷ですが、ちょっと待てよ、4年先までの残酷物語は別として、「光源寿命40,000時間」と書いてあるのに、半分で切れるのはおかしいと思って、メーカーに電話したら、次のように説明されました。

 「保証期間は3年です。でも器具によっては5年のもありますから、器具の番号は何番ですか?」

 「ナニー? うるせー! 6年目なんだよー!」

 経産大臣よ! 誰だか知らないけれど、LEDを推奨しておきながら、なぜ器具と光源は別々にして、素人でもコンビニでLEDの球が簡単に買えるように指導しないのですか? 献金をもらって電気メーカーをもうけさせている??

 そういえば経産大臣、有権者にカニやアワビを贈ってクビになった人でしたっけ? やっぱりダメだ・・・良くならない、日本のLEDは。

(PS:若い建築家のみなさん・・施主にLEDのこと、切れたらどうするか、いくらかかるか、よく説明しておいた方が良いですよ。6年なんてすぐ来ますよ。一個や二個じゃあないんだから!) 


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