ホーム »  コラム  »  もし初めから延期が決まっていたら…

2020年11月30日(月)

もし初めから延期が決まっていたら…

 政治家はよく「仮定の話はできない」とバカの一つ覚えのように言いますが、私、政治家じゃあないし バカだから仮定の話に興味があります。

 「新国立競技場」の話です。

 二度目のコンペで、隈研吾さんと伊東豊雄さんが争った時、たしか「決定的な差」は工期の違いではなかったか? 隈さんの案の方が、工期がかからないと判断された。

 当時、工期が間に合うか? は 決定的な問題でした。

 はじめから1年延期が決まっていたら・・・

 だから延期になった時、いちばん悔しがったのは伊東さんではなかったか?(ゲスの勘ぐりです)

 しかし、その前にゲスとしては、こんな仮定を考えました。

「もし 槇文彦氏があの論文を書いていなかったら・・・(晩節を汚すからお止めなさいと止めた人がいた)」

「もし、あの論文をコンペが始まる時点で書ていたら・・・(すべて決まってから書いた)」

「ザハの案が、予算オーバーだということを、ザハを入れて検討していたら・・・(ザハに言わないで勝手に騒いでいた)」

等々仮定の話はつきません。

「歴史にif はない」と言われます。なら止めておきましょう。

 ただこれから先のことをを考える、仮定の話。

 あの競技場の屋根。何万ヵ所に木製部材の継ぎ目があるか知りませんが、木造だから、ほんのわずかな縮小でも、(接合部が金属でも)あれだけの数で影響は出ないのですかね? 何十年後かに 風の強い夜、何処からともなくギシギシ、ギシギシと 聞こえませんか? 

 そう言えば、今年の3月、「ザハ・ハディドの怨念」をテーマにした能が公演される予定だったことをご存知ですか? これはほんとうです。 コロナで公演中止になりましたが・・・ 落ち着いたらきっとやると思います。ああ怖い!


ページの先頭に戻る