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2021年03月08日(月)

電子書籍

最近「電子書籍」というのが流行っています。あれはスマホで読むのですか?よく知らないもんで・・・

 「コルビュジエぎらい」も出版社から、電子書籍にしますか?と問われましたが断わりました。

 こんな軽いエッセイですが、本の大きさや書体や、頁のレイアウト、文章の行替えにけっこうこだわっているのです。内容第一の学術書ではないから、なおさら、ビジュアルにこだわったのです。 流れるようにサラッと読んで欲しかったからです。

 ゴシック体が主で、「あとがき」だけ明朝にしたのをお気づきの方は少ないと思います。文体も「あとがき」を変えました。 

 「電子書籍」だと勿論書体は選べると思いますが、あの本のサイズ(四六版)のようには、行替えなどは同じにならないでしょ?

 最近友人から短歌の本をもらいました。1頁2行とか3行しかないのです。本人はさぞこだわったことでしょう。余白も必要なのでしょう。絶対に電子書籍になどしないでしょう。

 知りませんが、たぶん字の大きさは、読む人によって自在になるのでしょう。

 便利なことはいろいろあるのでしょうが、求めるものや価値観が違います。

 中学生のとき、「泰西名画展」があって、倉敷の大原美術館から本物の絵が運ばれてきました。あの時のゴッホやゴーギャンの、絵の具の盛り上がりを観た感動と衝撃は忘れません。その後も豪華本やテレビの画像ではたびたびゴッホやゴーギャンを観ましたが、知識は磨かれても感性は動きません。

 ついでに、菊竹清則先生から「構想は大きい紙に描きなさい」と言われた世代。

 パソコンで設計をして、全体からディテールまで同じモニターで見る世代には、わっかんねえだろうなあ・・・


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