ホーム »  コラム  »  帝国ホテル建て替え

2021年11月23日(火)

帝国ホテル建て替え

 帝国ホテルを建て直すそうですね。

 好きなホテルで、よく利用しますが泊ったことはありません。東京の「定宿」は菊竹さんのホテルです。安いから。

 しかし、ライトが建てた、今は明治村に移設されましたが、あのホテルが壊されることになった時、記憶のために泊まりました。

 50年以上前になりますが、レストランに行く廊下や階段の空間は、はっきり記憶しています。勿論メインロビーも。

 建築の空間が、絵画や音楽と同じように、ひとの感性に響くものだということをはっきり意識したことは、忘れられません。しかし現在建っているホテルは、そういう点ではどうも・・・ 

 ところで、今度の設計者は、なんと北海道東海大学の卒業生なんですよ。

 田根剛さんという、まだ40そこそこの若手。

 エストニア国立博物館のコンペで一等。数年前に完成したので一躍、建築界に躍り出たかと思ったら、帝国ホテル・・・

 実は、北海道東海大学には、私と同じ研究室の後輩で、大矢さんという先生がいて、その彼の教え子だそうです。

 大矢さんとは親しいのですが、設計というよりむしろ「計画学」の方。設計は見たことがない。その彼が育てたというから、なんとも・・・

 大矢さんは多根さんに慕われている(尊敬されている?)ようで、博物館が完成した竣工式に「呼んでくれたんで、エストニアに行ってきましたよ」と喜んでいました。しかも「向こうの館長にまで挨拶されて、お礼を言われて、嬉しかった・・・」

 私の恩師の穂積先生が、研究室の後輩・栗生明さんが学会賞をとった時、受賞パーティーの第一声が「教師無くても学生育つ」でした。名言。

 蛇足ですが、来春4月に「OB会」(他研と合同)を、偶然、帝国ホテルで計画していて、予約も済ませました。早過ぎますが、こういうご時世ですから参加メンバーも決まって、文字通り「最後のOB会」になるでしょう。単なる偶然だけどね。


ページの先頭に戻る