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2021年12月17日(金)

木造の15階建てだって?

 ニュースで見ましたが、15階建ての共同住宅を木造で建てるとか? 本当ですか?

勿論建設時の「構造強度」はクリアするのでしょうが、耐久性やその後のことが心配なのですが・・・

 私は、現行の法規や材料や、都市防災などの諸事情から離れていて「浦島太郎」もいいところですが、それにしても大丈夫なのか、心配でなりません。一番心配なのは「災害時」

 耐火2時間はクリアーしていると書いてありましたが、15階建ての、人が居住しているビルが、災害時、2時間で消火できるのですか?

 各室にスプリンクラーを付けたとしても、あれは通常天井に付けるから、床の火は消せても天井裏の火は消せないはず。

 鉄骨だって耐火被覆は厳しいのに、鉄より火に強い木材が出来るようになったのですか? 「浦島太郎」は知らなかった。 産業革命ですな、うっかりしている間に・・・

 そもそも何故木造にするのか?以前も書きましたが、それが一番問題。

 「浦島太郎」が聞くところによると、日本の森林を守るためとか・・・?

 樹木は適当に伐採しないと、山がだめになるそうです。だから「木造建築」を奨励しているそうですね。

 しかし「山を守るため」に何故建築だけが背負いこまなければならないのか? 危険を冒してまで、建築だけが木を使うことはないのではないか?危険を冒してまで。

 たとえば、町の歩道はコンクリートを止めて、皆材木を並べればいい。かつての枕木のように。公園もコンクリートで舗装をせずに、全部枕木を敷けばいい。

 大学のキャンパスだって、全部舗装は木材にすればいい。

 何十年か前に「パリの国立図書館」に行ったら、建築を全部埋めて、屋上を全部木材にしていました。自由に散歩できます。大きな中庭を覗くと樹木が植えてあって全部緑、非常に面白い光景でした。

 広い屋上全部木が敷いてあったから相当な量。さすがフランス。

 建築で木材を使って良いのは 、小、中、高校の体育館だけ。但し外部は軽い不燃材で覆う。それが木材使用の合理的な建築です。

 もうここでは書きませんが、隈さんにも困ったものだ・・・


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