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2022年05月06日(金)

非常勤講師と経歴詐称

どこかの党の国会議員が選挙公報の経歴に、大学の非常勤講師をやっていたと記載した。それが実は事実ではなく、「経歴詐称」として問題になっているようです。 

 経歴の詐称というのは、かなり重大な罪らしいですね。事実なら議員辞職になるのでは?

 まあ、ハーバード大学を卒業したとか、エジプト大学を首席で卒業したとか・・・これが問題というなら分かりますが・・・

 しかし、どこかの私立大学の非常勤というのは・・・ウソに違いは無いけれど・・・あまり問題にするのもどうかと・・・寂しい話ですねえ。

 私はかつてこの「コラム」ででも、立派に活躍している建築家が非常勤講師を名刺に刷るのは止めなさい、と書いたことがあります。何の価値もない。

 建築家は事務所で働いたことがあれば、そこらの大学の「設計製図」の非常勤講師は誰でもできる。だから名刺に書いたってエラクないよと、いつもの憎まれ口を叩いたのです。

 名刺と言えば、昔、福田赳夫(福田康夫総理の父)さんが総理大臣だったころ、成田空港が出来る時で、コネを利用して仕事を獲ってやろうと、名刺をもらって空港公団の総裁に会いに行ったのです。その時の福田さんの名刺が凄かった。

 肩書も住所も何も書いてない。ただ 福田赳夫と書いてあるだけ。その横に「吉田さんをよろしく」と直筆で書いてくれただけ。それだけで公団総裁の部屋まで通されるのですから、凄いもんです。

 それに対して、ある結婚式で仲人をやったとき、有名な政治家が主賓席に来ていました。わざわざこちらに来られて、名刺をもらって吹き出しましたよ。肩書に「元○○大臣」と書いてあったのです。

 だから建築家も気を付けろよ、と言いたい。二行も三行も肩書に非常勤講師を書いている。止めなさいと言ったのです。

 そういうエラそうなことを言っているので、今回ウェイド出版から「チキンハウスブックス」として「建築コンペなんかもうやめたら?」と「コブビュジエぎらい」(出版社を変えただけ)の経歴の欄には非常勤講師の経歴を一切書かないことにしました。

 だれか一人くらい気がついてよ・・・??


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