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2022年05月13日(金)

名護市庁舎 解体だって??

友人が「名護市庁舎」が解体されるかもしれない、と話題になっていると教えてくれました。

 あっけにとられています。

 1979年 本土復帰から7年目、名護市庁舎のコンペが行われたのです。

 応募しました。北山恒さんがまだ横浜国大の学生で、うちの前を通って通っていたので、出入りするようになってパースを描いてくれました。今度出した「コンペの本」の名護市庁舎を読んで「懐かしい」と、彼もよく憶えていました。

 当選したのは、早稲田の同期の「象グループ」で、友人たちなので強烈なできごとでした。

 たまたま機会があって4,5年前に沖縄に行って、名護にも行って見てきました。

 今度の「コンペの本」でも力を入れて書きましたが、「コンペ要項(条件)」を批判しています。

 第一「エレベーターを作ってはいけない」・・・そのくせ「これからは身障者にも十分配慮しろという矛盾した条件。 

 第二に「エアコンは不要」・・・すでに東京では、役所は事務能率のためにも、ほとんど全館冷房が常識になりつつあるのに、東京より暑い亜熱帯の沖縄で不要とは? 

「コンペの要項はマジメにつくれ!」と言いたかったのです。

 ところが「象グループ」はそれらの矛盾を見事に逆手にとってユニークなデザインをしました。 

 私の本では、この名護のコンペを「コンペの申し子か鬼っ子か」というテーマで書いています。

 この前行って、くまなく見てまわりましたが、「象」らしい数々のアイデアは、たしかに、ことごとく賞味期限切れだなと思いましたが・・・それを云うなら「サヴォワ邸」だって住めないといってサヴォワ夫妻が出て行った住宅を何故国の文化財にして保存しているのか?・・・羨ましい国だ!

 日本は、現代建築を少し壊し過ぎじゃあないですか??

 


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