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2022年06月11日(土)

太陽光発電パネルの義務化

東京都は新築の屋根に太陽光発電パネルの設置を義務化するとか・・・

 大変なことですねえ・・・小池さんは「電柱を無くす」会の会長ではなかったか? 良いことおっしゃると、全面賛成でしたが、一向に無くならない。言ったことはやってくれなきゃ・・・政治家なんだから。

 神奈川県の黒岩知事も数年前、知事に立候補したとき「神奈川県を太陽光エネルギーの街にする」と公約なさった。私としては大賛成で1票投じました。屋根の上には全部太陽光パネルを設置するという掛け声で、スタートしました。

「県の関係だ」と言って、電話がかかってきて

「屋根にパネルを設置しなさい」

「うちは無理です」

「県から補助金が出る」

「うちの屋根は無理です」

「それなら見に行く」といって、腕章巻いた男が来ました。

 うちの前まで来て、黙って帰って行きました。県の人か、怪しいもんだ。

 それからうちの周り、十何軒見渡せますが、新築もあるのに、パネルを載せている家皆無です。街全体を見ても僅少、載せている家は例外。

「太陽光エネルギーの街」の公約は陰を潜めました。

 昔、私は湘南の海の見える傾斜地に、100坪くらいの大きな家を設計しました。施主の会社の関係で「太陽熱をやりたい」ということで、傾斜の屋根に全面パネルを載せて、全館太陽光発電の暖冷房。家全体はオール吹き抜けで、「建築文化」誌はもちろん、「家庭画報」誌もカッコいい写真が掲載されました。「これからの太陽エネルギーの家」ということで、NHKでも特集を組んで、取材されて放送されました。

 ところが2,3年で、屋根の上のパネルの維持が大変と故障が多いので、全面撤去。

 あれから40年経っています。もうそろそろ、装置そのものは研究され尽くしていることでしょう。維持のことも(特にサビと、メンテナンス)研究されつくしていることでしょう。

 東京の建築家の皆さん! 皆さんの出番です! アルベロベロの現代版じゃあないけれど、世界遺産登録されるような都市にしてください!!


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