ホーム »  コラム  »  表が虚構の世界

2012年06月01日(金)

表が虚構の世界

一昨日藤森照信さんが来られて、用が済んでから「建築よもやま話」に花が咲き、かなりきわどい裏話をして盛り上がりました。菊竹さんの学生時代や丹下さんから、昨今の若い人の話まで、半世紀をかけめぐりました。半世紀と言えば、折しも木の実ナナさんがデビュー50周年を記念するコンサートをやっていて、予定していたので昨晩行ってきました。鼓膜をハンマーで直に打たれているような大音響と現実離れした衣裳と舞台にすっかり酔って、50年この「虚構」のなかに浸ってきた「踊り子・ショーガール・芸人」が実に羨ましく思われました。ものには何でも裏表がありますが、このショーの世界は、表が「虚構の世界」で、つまり表の舞台が異次元で異空間の、裏との度が外れていればいるほど「優れている」と評価されるし素晴らしい。それに対して建築は?前の日の話を思い出しながら、「建築も表は虚構」?それでいいのか? 表裏のギャップはあっていいのか?と考えながら帰ってきました。(私、肯定に傾いています。べつに藤森さんと話したからではありません。「10日くらい前」から実は少しそう思うようになっていたのです)


ページの先頭に戻る