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2012年06月02日(土)

東大の安藤忠雄建築

先日「五月祭」に行ってきました。佐藤実さんという構造家が、今農学部で木材について研究しておられて、聞きたいことがあったのでお訪ねしました。学生たちが、木材でつくる「フォリー」のコンペをやって、佐藤さんが2等になった作品も展示されているというので、それを見るのも目的でした。時間があったので農学部を出て「赤門」の方に歩いて行くと、安藤さんがやった例のコンクリート打ち放しの長いたてものが道路に沿ってありました。実物を見るのは初めてです。あれは良くないですねえ。歩道に沿ってキャンバスの内側には樹齢恐らく百年以上の大樹が並んでいますが、それと接近して長―い打ち放しの壁が続くのです。断っておきますが、私は安藤さんの打ち放しは頬ずりしたくなるほど好きですが、しかしあれはいただけません。ところどころにエキスパンションでしょうか細い縦長の窓がありますが、そして上の方に細―い欄間がありますが、普通の視線の位置には壁ばかりです。恐らく根はぶつかっているでしょう。さすがキャンパスの内側に回ると、細い列柱とドライエリアの立体空間でホッとしますが、街に対しては冷たく背を向けています。そして樹木に対しては接近し過ぎています。あれ、枯れませんか?もう何年も経っているから大丈夫なんでしょうが。(今度また農学部の佐藤さんに聞いてみましょう)街の騒音を遮蔽する機能もあったのかもしれませんが、その為とはいえあの壁はダメですよ。私は情報に疎かったので気が付きませんでしたが、あれ、評価されているのですか?


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