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2012年10月03日(水)

二つの会

昨夜久しぶりに早稲田キャンパスで行われた鈴木恂氏の研究会(講演会)に行って来ました。夜だというのに200人位入る教室は後ろは座れず、2時間立ちっぱなしで学生や若い建築家は聴いていました。鈴木恂と言えば東孝光らと並んで「都市住宅」時代、一世を風靡した建築家ですが、さすが最近の学生は知らないひともいるだろうと思いますが、この熱気には驚きました。私が東海大学にいた頃、内藤廣さんや坂茂さんや妹島さんをゼミで呼んで話をしてもらった時、公募(公開)しても三十人足らず、そのうち私の研究室の強制的に出席させた学生が10人、なんともったいないと嘆いたのを思い出します。そしてもう一つ。先日、三宅理一先生と建築史家の羽生修二先生の主宰する「中世建築研究会」という会に行って来ました。学者ばかりの集まりで私には場違いですが、講演する竹内裕二さんから「イタリアの回廊空間の話をするから来ない?」と電話をもらったので(半分義理(冗談)で)行ってきました。ドクター(博士)とその卵ばかりです。三宅さんや、その他数人は北海道からわざわざ来ていました。北大の名誉教授も仲間のようです。これは十数人の会ですが、みな「学問オタク(失礼!)」みたいで、「これは柱の集まりと見るべきか、壁と見るべきか」ということを真剣に討議していました。「どっちだって良いだろ」なんて冗談にも言えません。しかしこの十数人の会を三宅先生と羽生先生はもうずっと昔から主催されていて、その情熱には頭が下がります。以上、とても勉強になる二つの会でした。私のような中途半端が一番いけない、と反省しています。


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