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2012年12月19日(水)

政治家と選挙

選挙があるたびに、やっぱり私は政治家に向かないとつくづく思います。普段もそうですが、選挙は特に耐えられないでしょう、落ちても「不徳のいたすところで」と頭を下げるのも嫌だし、勝って万歳も嫌です。昔、自民党政権の時、突然解散して選挙がありました。私が付き合っているある自民党の代議士も立候補しました。その代議士は閣僚の経歴もあり、まあ大丈夫だろうと思って気楽にTVの速報を見ていると、なんと落選が報じられたのです。大物だったし、番狂わせでもあったので報道陣にとっては格好のネタです。静まり返った事務所が映像で流されます。さあどうしよう。翌朝なんと電話しようか悩みました。普段から強気一辺倒のひとだから、慰めるのもかえって失礼かもしれないし、第一挨拶の言葉がわからない。と、そこに向こうから直接電話がかかってきてしまいました。慌てて「ご愁傷様」でもないし、言葉にならないでいると「先生!家を建てようと思うので、打ち合わせに来てくれませんか?」です。「は!?」と言うだけで、選挙のことは口にせず、行く約束をして電話を切りましたが、どうなってんの?落選したんじゃあないの?と狐につままれたようです。会って話を聞いてみると、落選したら時間に余裕ができる。今しかないということのようです。彼らには落胆とか落ち込むという言葉は無いようです。そして、今回はまたすぐ解散になるだろうから、早く進めて欲しいということで、すぐ取り掛かって、完成直前に彼の言う通り短命内閣で再び選挙に突入しました。今度は新築の30畳の和室二間続きで祝賀会をやりました。やっぱり政治家にはなれません。


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