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2012年12月23日(日)

だから言ったじゃない

石原慎太郎が尖閣の騒動を起こしたとき、中日大使の丹羽氏が「そんなことをすれば日中関係は重大な危機に遭遇するだろう」と発言して、政界やマスコミから総批判を受けて辞めさせられました。ところが「その通り」になって、彼は「だから言ったじゃないか、あの時はこうすれば良かった、などと言うのは、私の美学に反します」と言ったとか。私は初めから丹羽大使を支持する方でしたが、私にはそのような美学はないので、言わせてください。それは、かつてこのコラムで「不覚にも、大学にいて産学協同が学内外で本流となっていることに気付かなかった。これはとんでもないこと。学の独立は校歌でも歌った私の基本的理念」と書いたことがありますが、今のゴタゴタを見て「だから言ったじゃないか」と言いたいのです。「学者たち」が「活断層」と判断したとか、では電力会社が建設時に調べたのは学者じゃなかったのか?おそらく学者でしょう。良いように使われたのではないですか?そうでなければ、今度判断した学者は、先輩(分かっているはず)の学者たちと、堂々と学会で議論を戦わせれば良い。それが、みんな「産学協同」でやっているから、純粋に独立した議論にならないのではないでしょうか。それにしても、安倍さんの次期内閣の布陣は彼の健康を憚って「お任せ内閣」。そして安倍さんの次の総理は麻生さんとか、まことしやかに噂されています。「お友達内閣」や密室談合政治の再来では?自民に投票した人たちに「だから言ったじゃないか」と言う時が来ないことを祈ります。(このコラムは政治のことを書くのが目的ではないもんで、止めます)


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