ホーム »  コラム  »  「作品」とは

2013年03月20日(水)

「作品」とは

「新建築」3月号読みました。あの例の「みんなの家」を設計した乾さん、藤本さん、平田さんの座談会です。伊東さんが日経アーキテクチャーに「作品が許される時代は終わった」とか「作品という概念はもう消えた方がいい」と書いておられるようですが、まだ読んでいませんが、大変なことになったと思っていました。が、3人の鼎談を読んで少し安心しました。この鼎談では、林立させた丸太が、「履歴」のある杉丸太で、それを、この敷地がいくつかの仮設住宅の結節点となるところなので「象徴的」に使ったとか、切妻屋根にもある種の「履歴」がある、しかし「履歴」を考えるあまり、「戯れを感じる」ようになってはいけないとか、かなり緊迫した生々しいやり取りが書かれています。(正確には71P読んで下さい)これは正に「作品」を作るときの、「作品」を作るための思考過程ではないでしょうか。「象徴性」が「戯れ」を感じさせない線はどこで引けばいいか、その線引きが正に個性ではないでしょうか。でもこういう議論、今回に限らず、みんなずーと前からやっていませんか?水を差すようですが。(PS:伊東さんがおっしゃりたいのは、この「3人」に対してじゃあないかと思えるのですが?)


ページの先頭に戻る